こでら会計事務所 さんにお伺いしました
■ Gグラッドのおしゃべり広場を掲載しました
■ 税理士になったきっかけ
こでら会計事務所の小寺隆弘所長にお話を伺いました。
今日は、京阪電車野江駅前にあるこでら会計事務所の小寺隆弘所長をお尋ねしました。
学生時代は陸上の選手だったそうで、スリムで精悍です。
さっそく、税理士になったきっかけを単刀直入にお聞きしました。
返ってきた答えは意外にも「なんとなく」でした。「大学は経営学科で、簿記2級を受けてみたら面白かった。それで次は何かないかと探していたら、税理士試験が目に付いたので、大学を卒業後、専門学校に通い、税理士試験に合格し、税理士登録をした」とのことです。
もっと大そうな答えを、当方は期待していたのでちょっと拍子抜け。しかし、よく聞いてみるとなかなか鋭い自己認識が潜んでいました。
大学4年の就職活動のとき、企業から内定をもらったけれど、会社の名前だけで就職先を選んでいる自分に気がつき違和感を持ったとのこと。私たち凡人にはなかなか気がつかないことです。
小寺先生が大学生の頃は、今のように就職が厳しい時代ではなく、企業説明会に参加すれば内定がもらえることもあるくらい売り手市場だったのです。
特に、先生のように大学で体育会の役員をしていたような学生にとっては、就職先には困らなかったのです。
それにもかかわらず大学にたまたま求人募集のあった会計事務所に就職したので、周囲からは「変わった人」と見られたこともあるとか。
■ 専門分野は自計化
税理士さんでも、専門分野を持っている先生が結構いらっしゃいます。相続であるとか、医療であるとか、業種を絞ったりしています。
そこで、専門分野をお聞きしたところ、 「特に、専門分野はありませんが、しいて言えば自計化です」との答え。
会計事務所の仕事で多いのはクライアントに代わって帳簿をつける記帳代行というお仕事です。領収書や請求書、預金通帳などの書類をもとに経理に必要な数字を会計ソフトに入力する作業です。
その入力した数字をもとに各種の経理書類を作成します。試算表、損益計算書などの決算書や税金の申告書等必要な書類を作成します。 多くの税理士さんはこういう書類を作成して終わりというケースが多いようです。
ところが、経営者が会社の業績を見て、改善点を発見し、投資を決めたりするとなると、経理書類だけでは不十分です。
会社の会計処理に必要な数字だけではなく、経営判断に必要な数字が求められます。
こでら会計事務所で採用しているTKCの会計ソフトでは、そのような経営判断に必要な「変動損益計算書」も自動的にアウトプットしてくれます。
変動損益計算書で予算対比や前年対比の売上、経費、利益等の数字を検討しながら、アドバイスを行います。
企業ごとに変動費、固定費を設定して、クライアントに適したアドバイスを行うように心がけているそうです。
ある歯科医院の新規投資を決める際には「歯科診療の予約を適切な期間内にに入れられるユニット数を確保する」ことをポイントにアドバイスを行い、盛業につながったとのこと。
経営の健康状態を表す月次試算表も翌月の5日には出るようにする仕組みづくりも必要です。
小寺先生は数字の専門家ですが、正しい数字を速く正確にアウトプットできる仕組みづくりの専門家でもあります。
■ マラソンが趣味
少し話題を変えて趣味についてお聞きしました。
ブログでゴルフのことを書いていらっしゃったので、ゴルフが趣味と思いきや、マラソンがご趣味とのこと。
確かに、学生時代は陸上の選手だったとお聞きしていたので、納得です。
学生時代は短距離が専門だったのですが、いまはマラソンにはまっているそうです。
これまで、大阪マラソン、奈良マラソン、寛平マラソンに参加。今は福知山マラソン、奈良マラソンにエントリー中。他に、京都、東京、姫路、泉州などのマラソン大会に申し込んでいるとのこと。
週末には、20キロメートルから25キロメートル走ります。野江から城北公園、大阪城を周回して戻ってくるコースです。
■ フルマラソンのペース配分
個人的なことで恐縮ですが、記者もフルマラソンを一度走ってみたいという夢をかすかに抱いておりますので、マラソンのコツを聞いてみました。
マラソンは速く走ろうとするとしんどくなって続かない。マイペースで走るのがコツだとか。
最近では娘さんもいっしょにフルマラソンを走ったそうです。 会計事務所のお仕事もマイペースで確実にこなしているようにお見受けいたしました。
● 基本情報
- 大阪市城東区関目1丁目14番27−2
- 電話 06-6935-5917
- こでら会計事務所さんのホームページは http://www.kodera-office.com/
2014.9.14 (文責:長渡)
※取材時の情報にもとづいて書いています。