京橋オンリーワン学園のなにわのアナウンサー寺谷一紀さんにお伺いしました
- 公演のお知らせ 2014年1月23日(木)
- ナニワのアナウンサー・寺谷一紀の 朗読エンターティメント vol.3
● アナウンサーのオーラが出ていた
今日は寺谷一紀さんにオンリーワン学園の教室でお会いしました。ホームページ等で写真を拝見して、軽いノリのある若い方という印象を持っていました。ところが実際にお会いすると、やはり若いという印象はおなじですが、決して軽くはありません。アナウンサーのオーラを感じました。
現在、寺谷さんは会話力コースと朗読コースを月に8回担当していらっしゃいます。
古いビルが空いていたので、もったいないということから、アナウンサーの能力を活かせる教室として話し方と朗読のクラスを開いたのがきっかけですと寺谷さん。
● 口コミだけで10年
開講以来、10年間口コミだけで広まり、長い人は10年間も続いています。生徒さんの半数が3年以上継続しています。生徒さんの年齢は高校生から後期高齢者までさまざまです。これはたいへんめずらしいことだそうです。一般の朗読教室では年齢層が高く、アナウンサー養成の教室では若者が多いのです。
生徒さんは女性が多く、主婦が半分以上。中には、働きながらプロの朗読家を目指す人やアナウンサーを目指す学生もいますとのこと。
クラスは会話力と朗読に分けていますが、話すことも読むことも「伝える」という意味では同じです。話すように読めたらベストと寺谷さん。話し方や読み方の細かな技術にこだわるのではなく、伝える方法を教えるのが寺谷さんの方針です。
● 3つの特徴
そして、オンリーワン学園には大きな特徴が3つあります。
一つ目は、さまざまな年齢、職業の人が一緒に学ぶということです。
その結果、人生の先輩である年齢の高い人たちと一緒に学ぶことによって、学生は人生勉強ができます。逆に、年配者には子や孫と同じ年代の若者と話ができる楽しさがあります。学生には厳しくも暖かいアドバイスが年配者から飛び、読んだり話したりする技術だけではなく人間力が養えます。魅力的な人になれるのです。
● 自主的にボランティアに参加
教室の2つ目の特徴はボランティアに行くことです。
主に城東区内の老人施設で朗読を主体としたエンターテイメントをボランティアで行います。特に、デイサービスでは楽しみにしている方が多いとのことです。観客には1時間たっぷり楽しんでもらいます。教室の生徒さんは自分の得意なことで観客を喜ばせることを考えます。
楽器、ダンス、フラダンス、ジャグリング、声楽のクリスマスソング等々。ボランティアを行うメリットは生徒さんに意欲が生まれることです。発表の場ができることで意欲が生まれます。また、学生には就職の武器にもなっているようです。東日本大震災でボランティアが注目を集めましたが、身近なボランティアを行うことで、地に足の着いた活動をしていると評価されるようです。身近なところで人を喜ばせるために真剣にやることが大切ですと寺谷さんは言います。
● プロの公演にも参加する
3つ目の特徴は、朗読エンターテイメントに参加することです。
吹田市文化会館メイシアターで、20人以上が参加する朗読劇の本格的な公演を行います。「私たちもできるかもしれない」と思うモチベーションが高まります。次回は、平成26年1月23日(木)を予定しています。
寺谷さんの夢は、楽しくみんなで何かを伝えよう、一所懸命やれば伝わる、やればできるということを一人でも多くの人に伝えることです。声を出して若返る朗読の裾野を広げたいということです。
そして、生徒さんを教えることが寺谷さん自身のスキルアップになっているのです。
■ オンリーワン学園基本情報
- 住所: 〒536-0006 大阪府大阪市城東区野江1丁目1-26
- 問合せ:(株)オフィスてらたに 電話06-6932-3931
- メール: teratani@naniwaana.com
2013.10.7 (文責:長渡)
※取材時の情報にもとづいて書いています。