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子育てママのブレイクコーナー
vol.1 赤ちゃんって大変!!育児、食事、掃除、何を優先しよう??
これは、私が一人目の赤ちゃんを育てている時、ものすごーく感じた事です!
一応、教育については今まで色々と勉強をしてきて、育児についても育児書をたくさん読んで、
保育士も少し経験していたし、準備はばっちりのはずだったのですが・・
実際のママは、当然赤ちゃんと触れあっていればいいだけではなく・・・
私自身、赤ちゃんお世話に加えて、家族の食事作り、お掃除、赤ちゃんへの積極的な働きかけ、
母乳育児で寝不足の体では、何ひとつ満足に出来ない〜とパニック寸前でした。
そんな時に頭に浮かんだのが、外国における第二次世界大戦後の孤児院でのエピソード。
ある孤児院では、栄養も清潔も行き届いているけれども養育者の数が少なく、そこでは、0〜3歳までの乳幼児が特に多く亡くなっていました。
そして、栄養も清潔も行き届いていないけれども、養育者の多くいる別の孤児院では、0〜3歳までの乳幼児の死亡率が極端に少なかったそうです。
このエピソードは、ボウルビィらが出した報告書(『母子関係の理論』)の中で使われて知られるようになった「母性的養育の剥奪」の話に関連していると思われます。
そして私は悟りました☆
赤ちゃんは、多少部屋にほこりがたまっても、偏食で栄養バランスよく食べてくれなくても、
抱っこをして愛情を注いでいれば元気に育つのだ!
そして、一番に子どもとの触れ合いを大事にして(他は大きく手抜きで)0〜3歳期を乗り切りました。
清潔な環境、バランスのとれた食事作りも大切ですけれど、
教育的視点からだけでなく本能的にも、赤ちゃんに関わることが、赤ちゃんにとって一番の栄養なのだなと実感したエピソードでした。
- <もっと詳しく>
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母性的養育の剥奪(ぼせいてきよういくのはくだつ、Deprivation of Maternal Care)は、もとは「母性喪失」と呼ばれていたもので、養育者による愛情あふれるケアを受ける機会を奪われた乳幼児に見られる発達の遅れなどを指します。
第二次世界大戦後、イタリアの孤児院の子どもたちに成長、発達の遅れ(体重が増えない、言葉がしゃべれない、語彙数が増えない)や罹病率、死亡率の高さ、まれにうつ傾向、などがみられ、WHOがジョン・ボウルビィらに調査を依頼し、彼らが出した報告書(『母子関係の理論』)の中で使われて知られるようになった言葉です。
ボウルビィは、単に施設の環境や人員の配置、衛生状態などの不十分さによるのではなく、愛する対象である母親、もしくは主として世話をしてくれた家族から引き離されたショックと、さらに新しい環境の不十分さと不慣れさによるショックの二重のショックで、こうした症状が引き起こされるとしました。
新しい環境では、おうおうにして、専従的に世話をしてくれる大人の誰かがいるわけではなく、不特定のチームによって世話を受けると、幼児は自分が愛情を表現するべき相手が定まらず、そのうちに感情や情緒の表現をしない、無表情な子どもになっていきます。
こうした現象は、戦争後の戦災孤児に限ったことではなく、平和に暮らしているはずの今日の日本でも、近年、増えている現象です。これは、今日の母親が、かつての時代の母親たちのように、母親が子どもにどう係わるべきなのかというのをよく知らず、子どもにあまり係わろうとしないことによるといわれています。
<ウィキペディアより>
- プロフィール
- 二男児の30代ママ
教育学部卒、表現文化専攻修了。 インターナショナルスクールの国語教師や、塾業界、保育士を経験。
第一子妊娠後は、専業(教育ママ)主婦をしています。
このコーナーでは、二人の怪獣とたわむれながら感じた事、今まで読みあさった教育関係の本や育児本から『ふむふむ、なるほど〜☆』と思った事など、お伝えしていけたらなと思っています。