子育てママのブレイクコーナー
vol.2 早期教育の効果について思うこと
「早期教育」
特に、小さい子どもを持つママにとって気になるキーワードですよね。
早期教育といっても、知識優先か、五感育て優先か・・・
うちは、息子とベビースイミングに通いました。
もしかしたら、水泳の才能を隠し持っているかもしれない!と淡い期待を持ちながら。
この時は、まだうちの子の『レディネス』に気づいていませんでした・・・
レディネスとは、ある行動を習得するために必要な条件が用意されている状態です。 たとえば、多くの国で6、7歳を就学開始の時期としているのは、子どもに学校教育を受けるために必要な条件(体力、理解力、判断力など)が整う時期とみなしているからです。
結果、全くの凡人でした(笑)
中には、幼稚園でバタフライまで泳ぐ超人的な子が、どのスイミングスクールにもいると思います。
しかし、多数派には『レディネス』がとても大切だと痛感しました。
うちは、結局背面キックで手こずり、幼稚園年中から「サッカーをする!」との本人の希望で、スイミング通いを終了しました。
今は、休み中の短期教室に楽しく通っています。
年長の本人は、スイミングを習っていない周りの友だちよりも少し泳げる事が、大きな自信になっているようですが・・・
子どもの才能発掘は難しいですね。
- <もっと詳しく> 『レディネス』
レディネスの古典的研究として有名なものに、ゲゼルとトンプソンの一卵性双生児による 階段登りの訓練があります。
一人目のT児には生後46週から6週間、もう一人のC児には生後53週から2週間だけ階段登りの練習をさせました。
すると、T児は4週間後にやっと一人で登れるようになりました。
対してC児は訓練の最初の日から一人で登ることができました。
また、早くから練習していたT児は最終日になっても登るのに26秒かかりましたが、C児は10秒で登れてしまいました。これは、早くから訓練をしてもレディネスが形成されていなければ、練習の成果がないことを示しています。
<『手にとるように心理学用語がわかる本』渋谷 昌三・小野寺敦子著 より>
- プロフィール
- 二男児の30代ママ
教育学部卒、表現文化専攻修了。 インターナショナルスクールの国語教師や、塾業界、保育士を経験。
第一子妊娠後は、専業(教育ママ)主婦をしています。
このコーナーでは、二人の怪獣とたわむれながら感じた事、今まで読みあさった教育関係の本や育児本から『ふむふむ、なるほど〜☆』と思った事など、お伝えしていけたらなと思っています。