子育てママのブレイクコーナー
vol.12 ママ 力(りょく)アップに向けて〜仏教に学ぼうA〜
子どもを育てていると、ついつい自分の事を棚に上げて
(子どもには素晴らしい人になってほしい!)
と、全ての人に称賛されるような子ども像を押しつけてしまいそうになります。
私たち大人も、みんなから嫌われないように気を遣って、疲れてしまう時ってありますよね。
でも、みんなから好かれるということは、とてもできない事なのです。
お釈迦さまは、「皆にてほむる人はなく、皆にてそしる人はなし」と言われています。
どんなに立派な人でも、全ての人から好かれることはなく、どんなに嫌われている人でも、全ての人から嫌われることはないという意味です。
人間の好き嫌いは、その人の都合によって決まります。自分にとって都合のよい人は好きな人、自分にとって都合の悪い人は嫌いな人になるのです。
お釈迦さまでさえ、当時の人たちの三分の一には、変なやつが現れたと非難されていたそうです。
『幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く 2』岡本 一志著より
それを聞くと、なんだかほっとしますよね(笑)。
私たちは、子どもには、学校や幼稚園で穏便に過ごしてほしいと願ってしまいがちです。
でも、自分と意見の合わない友だちとは、時には対立してでも自分の意見を述べてぶつかる方が、本当は、子どもの個を育てるのにとても大切な事なのです。
理屈では分かっていても、実際には難しい…
私も、4月から小学一年生の長男に、
「クラスでは、みんなに優しく、みんなと仲良く」を押し付けず、
「1人でも気の合う友だちが見つかるといいね〜」と
おおらかに送り出せるよう、頑張ります。
- プロフィール
- 二男児の30代ママ
教育学部卒、表現文化専攻修了。 インターナショナルスクールの国語教師や、塾業界、保育士を経験。
第一子妊娠後は、専業(教育ママ)主婦をしています。
このコーナーでは、二人の怪獣とたわむれながら感じた事、今まで読みあさった教育関係の本や育児本から『ふむふむ、なるほど〜☆』と思った事など、お伝えしていけたらなと思っています。