子育てママのブレイクコーナー
vol.4 ○○教育法、実践するのは難しい!!
次男君が2歳の頃、私たちは近所の幼稚園のプレ保育に通いました。
その園は、偶然にもモンテッソーリの教育を取り入れており、
教具も環境もかなり整っていました。
2歳児さんたち約15名は、お母さんと一緒に、
その整った環境の中で興味を持ったお仕事(教具を用いた課題)に取り組むというシステムです。
週に一回、時間は1時間半程で、先生は1名います。
お仕事の時間は、先生は基本的に教具の説明を伝えるのみで、見守っていてくださいます。
この教育法では、色々な教具の中から、子どもが自分からやりたい課題を選んで取り組み、
自分の中で満足した時点で終わるというのが本来の姿なのですが…
教具には、大人の目から見てやさしいものから複雑なものまであります。
もちろん、ママさん達は子どもに少しでも複雑なものにチャレンジしてほしいわけで
「△△ちゃん、これしようか。次はこれがいいんじゃないの。」
と思いきり大人主導のママさん(笑)。
また、子どもが「ママ〜、見て!」と呼んでも、おしゃべりに夢中で気付かない
ママさんもいました。
『○○教育法』と聞くと、どうしても、その教材をやらせればいい!
となりがちですが、理論や思想もしっかり知ってから実践していけば、
もっと、○○教育法の良さが見えてくるのではないかと思います。
もっと詳しく 『モンテッソーリ教育』
イタリアの女性医師マリア・モンテッソーリは、1900年代初頭のローマで、 劣悪な環境にいた「障害児」の治療法を「教育」に見出し、そのことをきっかけに 子ども中心の教育法を確立します。
彼女の考え方とは、「子どもは本来、自分の中に成長していこうとする<生命力>をもっていて、適切な時期に、適切な環境が与えられれば、自分で成長する」というものです。
モンテッソーリ教育では、子どもの発達を助けるために「教具」と呼ばれる教材を使います。
モンテッソーリは、子どもの活動について「大人の仕事が生産的労働であるならば、子どもの仕事は人間を形成すること」と述べています。
よって、モンテッソーリ教育の実践園では、子どもの活動は「仕事」と呼ばれています。
下記の本は、モンテッソーリ教育の様子について分かりやすく書かれています。
『0〜6歳のいまをたのしむ モンテッソーリの子育て』月刊クーヨン 2011年発行より
- プロフィール
- 二男児の30代ママ
教育学部卒、表現文化専攻修了。 インターナショナルスクールの国語教師や、塾業界、保育士を経験。
第一子妊娠後は、専業(教育ママ)主婦をしています。
このコーナーでは、二人の怪獣とたわむれながら感じた事、今まで読みあさった教育関係の本や育児本から『ふむふむ、なるほど〜☆』と思った事など、お伝えしていけたらなと思っています。